指の形はプロに学ぶ (ピアノ奏法)
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     自分の手の 「形」 とプロの手の 「形」 を、じっくり見比べてみましょう。

     「まずは形から入る!」

     そして、音を聴きながら、自分の出したい音のイメージに合わせて
     「形」 の細部を 微調整


     最初は手の形から音へ。そして、音を聴きながら、音から手の形の修正へ。

     プロのピアニストの映像と自分の手の形を見比べ、

     何度も、試行錯誤を繰り返しながら、徐々に、その音に合わせた
     自分の 理想の形 を見つけていきます。

     武芸や伝統芸能の世界には、 『守・破・離』 という言葉がありますが
     分析の手法も、同じ流れですね!



  『守・破・離』 ってなんですか?


  規矩作法 (きくさほう)
  りつくして るとも るるとても 本を 忘るな

                千利休

   -意訳-

  師匠の作法 を学ぶときの順番は、
  まずは 師匠の教えを守り 完全に身につけること。(守)

  それができるようになったら、
  教わったことの改善を考え、自分でも工夫 すること。(破)

  最終的には、師匠を超え、その道の先駆者となる こと。(離)

  しかし、師匠から独立し、自分の道を歩き出しても、
  師匠から教わり学んだときの精神 を忘れないこと。


    千利休のこの短歌から一字ずつ取った、 『守・破・離』 は、

    師匠の元で学び始めてから、師匠を超え、独立するまでの段階を示す言葉で、
    この順序は物事を学ぶ基本として、現代でも広く用いられています。



 「守」 【無知-真似る段階】 


   最初は模写することから始めます。

   音の強弱、テンポの揺れ、音のバランスなど、できるだけ
   お手本の動きを細かく観察し、そのままそっくり吸収してみましょう

   細部までプロのテクニックを吸収し、その技術を学びとれば、
   確実な技術や知識が短期間で身につきます。



 「破」 【思考-考える段階】


   少し経験の上がったこの時期は、自ら考える時間を増やします。

   自分なりに考え、お手本から離れた実験も試みてみます。


 「離」 【卒業-独自の世界を創造】

   考える時期を終え、卒業の時期です。

   これからはお手本を超え、業界の先駆者として
   未知の領域を自分の手で切り開きます。



  自分の理想のピアニストの演奏分析


     自分の理想のピアニストの演奏が、youtube等で
     映像として残っているのなら、その映像を参考にしてみましょう。

     理想のピアニストの演奏を、形から真似ることは、
     細かい指の動きまで注意して見る分、自分の観察眼を養うことにもなります。

     大ピアニストの弾き方と、自分の弾き方を、同じ条件で
     比較したいと思ったら?

     鍵盤の端の方に、スタンド付きの鏡を置いて、
     自分の指の形を、鏡を通して いつもと違う角度から見てみましょう。

     あるいは、スマホカメラの動画撮影モード で、
     プロのピアニストの動画と同じ角度から、手元を撮影してみるのも

     細かい違いに気がつきます。

     頭の中で、youtubeのピアニストの手の形を思い出しながら、
     実際の自分の手の形を見比べてみると?

             ・
             ・

     ズレてる と感じたところに、今後の課題が見えてきます。



  場面ごとに柔軟に 指の形を変えています


     プロのピアニストの分析だけではなく、それをさらに一歩進めて
     自分の 理想の形 を見つける ためには、

     プロのピアニストの模倣だけでは終われません。

     一人一人、体格や指の長さも違うのですから
     分析で身につけた技術に、自分なりの微調整や工夫も加えてみて

     最終的に、自分にとっての 理想の形 を見つけ出しましょう。

     ( 『守・破・離』 の 破 の段階)

             ・
             ・

     例えば ff の表現など、指の力だけで音を出そうとすると、
     音が割れて荒くなります。

     大きな音を出すときは、指よりむしろ上半身。
     上半身の体重を乗せて弾いたほうが、重厚な音が生まれるのです。

     逆に pp の場合、背筋をやや後ろにそらし、肩からの腕の重みだけで
     弾くと、微妙な音量のコントロールもしやすく、美しい音色になります。


     実は、一流の演奏家も、場面ごとに柔軟に指の形を変えています。


     手の形は、目的ではなく、手段です。 いい音を出すための方法の一つ。

     出したい音色によって、教わった弾き方が最適な場合もあれば、
     違う弾き方が最適の場合もあるのです。

     ですから、ワンパターン に自分を押し込んで身動きが取れなくなる人より

     いろいろな弾き方を知っていて、状況に応じた形を使い分けられる
     ほうが、自分の表現の幅が広がってくるでしょう。

     それが、分析から一歩前に進んだ、応用力です!




  アシュケナージのピアノ奏法分析
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