両手の段を 同時に読み取る   (視野を広げる)



     上級者の人は、どうやら 両手の段が同時に見えてる らしい!

     でも自分には どう頑張ってもできない!


  演奏中、 「両手の♪を同時に見よう!」 と頭では思っていても

  必死になって 「えーとぉ・・・」 となっちゃうと、
  逆に一点集中 になって、周りの♪が何も見えなくなって……


     どうしても、右手の段 左手の段と、交互のジグザグ読みになってしまう。


  片手ずつなら、初見でも そこそこ弾けるんです。
  でも、両手になると 全然ダメ……


    おそらく、多くの方がこのような悩みを感じていると思います。


   


    このように、片手ソロでいいのなら、

    「初見でもなんとか!」 という人はわりと多いでしょう。


    ところが・・・・


   


    このように、音符が 上下2段 に分かれてしまうと、もうダメ!


  上を見て、下を見て 「ええと……」 と考えてしまいます。


    ところでなぜ、片手ずつなら出来るのに、両手になるとできなくなるか?

    その原因を、考えてみたことはありますか?



  両手の段 が同時に見えてますか?


    まずは、ちょっと 実験 をしてみましょう。

    頭を真っ白 状態にして、何も考えない状態で、この楽譜をボーっと眺めてください。


   


    「あ・い」 ・ 「う・え」 簡単に読み取れますね?

    ところで、この意識で楽譜を見たとき、あることに気づきませんでしたか?


 あれ? 意外に広い範囲が、視界に飛び込んでくる!


    文字を読み取る という意識を持たず、ボーっと眺めるだけなら、


   


    画面に見えている 「あ・い」 ・ 「う・え」 全てが、まとめて視界に入ります。

    4つの文字 を同時に読むことだって、できるでしょう?


 確かに 4つ全部 見えてます!!


    それなのに、そこに音符が入ってくると、どうでしょう?


   


    途端に視界が狭くなって、

    上を見て、下を見て 「ええと……」 と考え込んでしまいます。

         ・
         ・

    なぜ、「あ・い」・「う・え」 だと同時に見えるのに、楽譜になると見えなくなるの?


    不思議ですよね?



  実は自分自身で、見えなくしているのです


    本当は、音符のときも、視界には入っているのです。

    試しに、頭を真っ白 状態にして、この楽譜をボーっと眺めてみてください。


   


    ボーっと眺めるだけ でいいのなら、

    「4ブロック」 の音符全てが まとめて視界に入りますよね?

    (全ての音符が、同時に視界に入ればOK。 読もうとしない)


    なぜ、ボンヤリ眺めるほど、広い範囲の音符 が見えるようになって、

    音符を読み取ろうとするほど、狭い範囲の音符 しか見えなくなるのでしょう?

         ・
         ・

    その原因は、楽譜を読むときの 「意識の集中」 にあります。



  逆説的に聞こえますが、意識は 集中させてはいけません!


    例えば、TVをつけている部屋で、周りの人がお話をしているとします。

    そのときに、TVの音が聞こえにくく、自分の意識がTVの音に集中すると、

    TVの音声 だけが聞こえ、
    周りの人の話し声 なんて聞こえなくなります。

         ・
         ・

    楽譜を見てるときも、同じなのです。

    ある特定の音符に集中 すると、
    そこに 視界の焦点 が絞られ、他の 広い視界 がシャットアウトされてしまう。

    つまり、一つの音符に 焦点が集中 してしまうと、自動的に
    狭い範囲しか見えなくなってしまうのです。


 えっ? 楽譜を読む時って、集中して読んだらいけないんですか?


    実は、その通りなのです。

    その証拠に、ピアノが苦手な人ほど、
    「恐い顔」 でギリギリと 楽譜を食い入るように見ていて、

    上級者ほど、「涼しい顔」 で楽譜を眺めていませんか?

    上級者の演奏風景 って、文字通り、読むではなく、眺める ですよね?

    そこに 真実があったのです!



  片手だけなら 見える理由は?


    片手ソロ だったら、
    「初見でもなんとか!」 という人なら わりと多いでしょう。


    


    それは、情報が 片手パート だけなので、
    楽譜を読むときの 「余裕のなさ」 が発生しにくいから。


    たとえ、余裕がなくなって、追い詰められたとしても、

    片手ソロなら 視点の移動幅 が、両手と違って近いので
    「狭い視界」 のままでも、なんとかギリギリ拾えてしまう。

         ・
         ・

    しかし、それが両手になると? 視点の移動幅が 「上下2段!」


   


    見える範囲が 「狭い」 ままでは、視点がジグザグ読みになってしまって

    上を見て下を見て、また上を見て……を繰り返すうちに
    自分がどこを弾いているのか、サッパリわからなくなってしまうのです。



  これを解決するには?


    もうおわかりですよね?

    両手のパートが同時に視界に入ればいい のです。

    上を見て下を見て、また上を見て……ではなく、
    上下の 「あ・い」 ・ 「う・え」 を同時に見てしまう。


   


    「ひとつの音符に意識を集中して、視界を狭めてしまう」 のではなく
    広い範囲 を視界に入れてしまいます。

    その読み方は、実は 簡単な意識 で、できてしまいます。

    先ほど、縦の 「あ・い」 を同時に見るとき、視点はどこにおいてましたか?


 えっ? どこだろう? 意識してなかった!


    おそらく、大譜表の真ん中の空間 (画像中央の 白い部分) をボーッと見ながら
    周辺視野で、縦の 「あ・い」 を同時にとらえていたとおもいます。

    同じように、音符の場合も、


   


    意識としてはなるべく 大譜表の真ん中の空間 を見るようにして、

    周辺視野で 上下の音符を同時に読み取る ようにしてみてください。


    上の段も、下の段も、同時に音符が読み取れる!

    それができるようになれば、
    初見に限らず、どんな楽譜を読むときも かなりラクになりますよ!




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