答えが先に分かってる状態で努力を始める

【自分の才能の磨き方シリーズ その3】
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できれば、CDのように上手に弾いてみたいです!
でも、なかなかうまくいかないんです! |
みんな、「プロみたいに弾きたい」 と思いながら
それができずに 悩んでいます。
そのとき、真っ先に 「練習量が・・」 とか 「才能が・・」 と
考えてしまうのが 普通の人ですが
できるだけプロみたいに弾きたい と思うなら
「ああでもない、こうでもない」 と イライラするより
答えが先に分かってる状態で努力を始める のが一番の近道です!
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一流シェフの味を再現する 『お料理のレシピ本』 と同じです!
答えが先に分かっている状態で、
そのための 『練習手順書』 さえ自分で作ってしまえば、
あとはレシピ本の通りに練習すればいいだけ!
表現は、答えさえ分かってしまえば、簡単なんです!
『お料理のレシピ本』 のように、作業手順を体系化できるか?
もし 「プロみたいに弾きたい」 と思うなら、
一流シェフの味を再現する 『お料理のレシピ本』 と同じで
最初から完成形と、作業手順が分かっていること
これが大前提となります。
だって、プロみたいに弾きたいのでしょう?
プロみたいに弾きたいなら、
プロのピアニストが、どういう弾き方をしてるか?
それを真っ先に調べにいくことが、一番の近道じゃないですか!
「おいしい料理を作りたい」 と思ったら
プロのレシピ本を買ってきて、その通りに作りますよね?
(母の作り方をお手本にする場合も同じ)
生まれたときからお料理の天才! という人以外は
みんな最初は、同じ手法をとりますよね?
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お料理の知識もないまま、いきなり、自己流の試行錯誤からスタートしたら
とんでもない毒物ができあがるだけなのですから
未熟なうちは、成功者の作り方を、そのまま真似ること!
『守・破・離』 の 「守」 からスタートするのは、当然のことなのです!
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ピアノの表現が 「難しい」 と言ってる人は、
この黄金ルートから外れて、自己流のやり方で練習してるから難しく感じてるだけ。
ピアノの練習のことを、よくわからない神秘的なもの! と
感じてるから、やり方が分からなくなるのです |
音楽的教養もないまま、いきなり、自己流の試行錯誤からスタートしたら、
練習がどんどん難しくなるのは当然で、
努力のわりに、結果が伴わない!
そのやり方で、結果が伴わないのは、当たり前ですよね?
ピアノが難しかったのではなく、やり方がおかしかったから、
必要以上に難しく感じていただけなのです。
でも、お手本を模写すると、個性がなくなるのでは?
模写で個性が消えるのでは? というのは、単なる思い込みです。
サッカー選手が、一流選手のフェイントを研究したら、個性がなくなります?
実際は、「自分の引き出し」 が新たに一つ増える でしょう?
それに、昨日まで、メトロノームに合わせて、
カタカタ弾くだけの練習だった人の、どこに個性があるのでしょう?
むしろ個性がないから、ブッ飛んだ方向に尖った演奏にすらなれず
ミスしないように慎重に! 冒険せず! と
周りの人と同じ音 にしかならなかったのでしょう?
練習曲を、メトロノームにあわせて、カチカチ弾いてる感じ
単調な弾き方で、抑揚や変化がない
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あれ? 言われてみれば確かに……
個性が消えるではなく、個性をつけるためにやるのです!
模写で消える個性などありません。
むしろ今までより、演奏の引き出しが増えるわけですから
何曲分も模写を重ねれば重ねるほど、いろいろなプロのテクニックに
質感を持った状態で触れられるようになって
周りの人と同じ音 から、たった一人だけ、差をつけられるようになりますよ!
周りの人には真似できない、差をつける演奏こそが、本当にほしがってる個性でしょう?

後天的に才能を身につける方法
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