私には才能がありますか?

【自分の才能の磨き方シリーズ その1】
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私に 「先天的な才能」 はありますか? 才能があるかどうかの見分け方を教えてください! |
自分自身に、先天的な才能 があるかどうか? その判定は簡単です!
子供の頃、周りの大人達に
「神童だ!」 と 大騒ぎ された経験はありますか?
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この質問に 「ある」 と答えた人なら 先天的な才能 がありますが
「ない」 と答えた人は、残念ながら・・・・・・
あれ~! それじゃ私 全然ダメだぁ~!
もし、アナタが子供の頃、周りの子を圧倒できるほどの
「才能」 を見せられなかったのであれば
残念ながら、自分に 先天的な才能 はなかったわけですから
やることはひとつ!
後天的に身につけるしかありません。
でも 「隠れた才能」 があるかも?
でも、もしかしたら 「隠れた才能」 があるかもしれないし・・・・
そう思いますか? それでは 「隠れた才能」 があるかどうか、こちらも見てみましょう!
ところで今、 自分自身の 「音楽の才能」 には、どのくらいの自信がありますか?
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え~どうだろう? もしかしたら 音楽の才能 が 隠れているかもしれないけど、正直なところよくわかりません。 |
よく分からなかったら、それは 「音楽の才能」 はないのです!
だって、才能がある! って 「その分野が非常に得意」 ってことですよ!
(ゲームの才能がある → ゲームが非常に得意!)
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いつまでも隠れたままでいる ってことは、それって……
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あ~んショック~。 24年間 眠り続けてる才能があるかもっ? って期待してたのに! |
ちなみに、本当に才能が隠れていた! という場合って?
今までこの子に、絵を描かせたことがなかったけど
ためしに描かせてみたらすごかった! |
このようなケースです!
この場合は 「絵の才能」 が 隠れていた! と言えますが
子供の頃から今まで、何度も 絵を描いてきたけど ず~っと 「絵の才能」 は隠れたままだった!
という場合は、それは残念ながら 「才能」 はなかったのです!
才能を伸ばす練習 を やってますか?
もし 「先天的な才能」 がなかったとしたら 音楽の才能は後天的に伸ばすしかありません! |
そのためには 「才能を伸ばす練習」 が必要になりますが
あなたは今どのくらい 「才能を伸ばす練習」 をやってますか?
えっ? それって先生に言われた 表現の注意点 を守ること?
それは 「才能アップ」 とは、あまり関係ありません。
先生の言う通り に訂正しただけの演奏は
その練習の結果、どれだけ上手く弾けたとしても、
それは 「才能」 ではなく、
先生の指摘と、その通りに修正できた自分の「技術」 に手柄があるのです。
それじゃ、「先生に反抗」 して、自分を押し通せばいいの?
違います!
反抗する、しないではなく・・・・・・
レッスンで、たくさん矯正されている時点で、すでにアウトなのです。
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先生の前で、自分の演奏を初めて見せたときからすでに
ほかのレッスン生とは違って、たった一人だけ……
おおっ! この人の演奏には、ほとんど訂正箇所がない!
私が言う前から、ほとんど全部できてる!
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偶発的な演奏ミスはともかく、表現に関しては、先生に何も言わせない!
「言われた注意点を全部守る」 ではなく、「最初から何も言わせない」
それが、音楽の才能 なのです!
でも、言われたことをきちんと守れば、結果は同じでは?
確かに、教わった後なら 同じ結果 に たどり着けるかもしれません。
でも、人から教わるのと、自分で見つけるのでは、実力は全然違いますよ!
コロンブスから、「卵の立て方」 を教わった人と
コロンブスに教わる前から、自分で立てられた人は
圧倒的に、発想力の差があるわけです。
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教わった後の練習の結果、たとえ上手く弾けたとしても
表現に対して、言われたことを、言われた通りに直しただけの
丸呑みイエッサー状態だったら
それはもう 「才能」 とは言えないのです。
(先生がいなくなった途端、一人では何も出来なくなる)
創造性を発揮するときにこそ、才能が必要になる!
【自分で練習するのは、いつも譜読みまで】
レッスンで、先生に指摘を受けるのが怖いんです! 自分自身で、「表現を完成させた」 と思っても それを先生に見せて、「あそこが足りない」 と言われると なんだか自分に才能がないような気がして それだったら最初から何もしないで、先生に言われたことだけ 付け足していった方が楽かなぁ? って思っちゃうんです。 訂正されて、自信をなくすくらいなら、 最初から言われたことだけやりたい! それって、おかしいですか?
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普通の人がやっているような、「自分で練習するのは譜読みまで」
そこから先は、言われたことを、言われた通りに修正するだけの
丸呑みイエッサー状態……
・ 自分で練習するのは 譜読みまで ・ 表現 については、先生の指示に従うだけ |
それは、そのレッスンのシステム自体が、 「才能がない人」 でも弾けるやり方を、採用しているだけであって
そのレッスンで必要になるのは、「練習量」 と 「性格の真面目さ」
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だから、「言われたことをきちんと守れば、結果は同じでは?」
と言いながら、
最初から 自分自身で答えを考える創造性 を忘れてしまうと
先生がいなくなったら、一人では何も出来なくなってしまい
何年習っても、どんなに上級の曲を弾いていても、
見た目の演奏能力のわりには、本物の音楽的教養や洞察力が備わっておらず
「才能」 の面では、完全に取り残されてしまってるのです!

『守・破・離』
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