パーフェクトに弾ける自信はありますか?

この曲を弾く前に聞きます。 今回パーフェクトに弾ける自信はありますか?
… いいえ、ありません!
弾けば必ず、どこかでミスします?
… はい
じゃあ、ミスした後の対策は何かとってますか?
… 全然とってないです
それはどうして?
… 「ミスしないように弾こう!」 としてるから
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……この会話、どこもおかしく感じませんか? 別に普通に感じますか?
えっ? 私と同じだなぁ~と思いながら読んでました!
実は、ほとんどの人が
この 代表的な失敗例 に引っかかっていながら
自分では気づいていないのではないでしょうか?
「パーフェクトに弾ける自信がない」 と言っているのに
ミスした後の対策は、なぜか 考えたこともない!
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「弾けば必ずミスする」 と分かっているのなら、ミスした後の対策は
真っ先に考えてないと、おかしくありませんか?
「ミスしないように弾こう!」 としているから、対策を取ってない……
(でも、全く効いておらず、また今回も必ずミス)
きっと、気付いてなかったのは本人だけだと思うのです。
100点の自信がないのに、ミスが想定外
演奏ミスは、1つもあってはいけない!
100点以外は認めない!
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いっけん、そちらのほうが正解のように感じるでしょう?
でも本当は、違うのです。
そう言いながら、「ミスしないこと」 にムキになりすぎると何が起こるのか?
その意識だと・・・・
かえって点数が下がってしまうのです!
えっ? どうしてですか?
「1度もミスしないように!」 しか考えてないと、
いざミスが起こったときに、とっさの回復が出来なくて、
【1個のミスが起爆装置】
ノーミスで進んでるときはイイ。
でも思いがけずミスすると、動揺して 次々とミスを連発!
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なんでできないんだろう? ではなく
できない理由は、自分が作っているのです!
今までは、「自分の練習量」 を責めていたでしょう?
でも本当は、練習量ではなく、
「ミスからの復帰法」 を知らなかったことが、一番の問題だったのです!
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リスクマネジメント
「1度もミスしなければ、いいのでしょう?」 と言いながら、
ミスした後の対策 を全然取ってなかったら、
その1度のミスで、壊滅的な被害になるのは当たり前!
予測できないミスに対しては
どこで起きても一瞬で回復できるよう、「回復訓練」 のような練習を!
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ですから、範囲の狭い、部分練習の頃はともかく、
通し練習に入ったら、もう 「1度もミスしないように!」 ではなく、
ミスからの復帰の早さ の方が重要なのです!
その心がけが 「ミスで一発アウト」 の原因だった 1度でもミスすると、途端にボロボロ になってしまう! だから
起爆装置である、その 「一度のミス」 を、最後まで防ぎきること
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今までは、それが目標 になっていたと思いますが、
思惑通り ミスがピタッと止まるならいいのです! 思惑通り 止まるなら。 実際はいかがですか? ・・・・・狙ってミスは防げないでしょう? (偶発系のミスは 事前対策が取れないのです) ・ ・ しかも悪いことに、1度もミスしないように! と意識しながら弾いてると
「ミスはないもの」 と思ってるから、 いざミスが起こったときに 「ミスが想定外」 になってしまって・・・・・・
ノーミスで進んでるときはイイ
でも思いがけずミスすると、動揺して 次々とミスを連発!
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1度もミスしないように! その練習が 「ミスで一発アウト」 の原因を作っていたのです!

ピアノが上手になる★超簡単ヒント集
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