指使いは、「部分練習」 で確定させる!

練習は、もっとシンプルにしよう!
起点の指番号だけ確認したら、後はなるべく指の流れで! |
練習が、なかなかうまくいかない人は
指番号を覚えるところから、練習をスタートしようとしてませんか?
ギチギチに指番号ばかり見て、全部守らなきゃ! では、
かえって頭に入ってこないもの!
音符を注意しながら、さらに指番号も注意! だと
典型的な 『二兎を追う者は一兎をも得ず』 になって
記憶が混乱して、かえって覚えられなくなってしまうので、
指番号は、最初から全部覚えようとはせず、
黙ってても 楽譜の番号通り になるところは、なるべく指の流れだけで覚えます。
うまくハマらなかったところだけ、楽譜にマルをつけて、気をつければいいのです。
直前の音符 からどうズラすと、指がつながりやすいか?
前後の 「お隣さん」 の流れ を見ながら
指のつながりがスムーズになるか? |

見て分かるように、緑のラインは順番に音が上がっています。
このときは当然ながら、 「指番号」 も順番通りになるわけですから
この目線で 「指番号」 を考えるようになると? 音符は 単発 ではなく、一連の流れとして見える ようになります。
自然な手の動きのまま、勝手に正解に当たる場所は 指番号を、覚える必要はありません! |
最初から全部を覚えようとはしないで、 黙ってても 楽譜の番号通り になる箇所は、指使いの計算から外してください!
「基準音」 を○で囲む (基準音 & その兄弟)
指番号で大事なのは、流れの起点となる 「基準音」 です。
「基準音」 だけしっかり覚えておけば、後は流れのまま
指を動かすだけでいい場合も多いのです。

楽譜への指番号の書き込み方
12345 ・ 54321と、隣の指同士が連続で続く場合には、
わざわざ数字を全部書き込まず
「12345」 の表記を 「1 → 5」 のように
矢印を使って、「起点の指番号」 だけ目立たせてください。
矢印を使うと、「起点の指番号 & その兄弟」 の形に見えますので
グループとして見るようになって、直感的に理解しやすくなります。
一度確定させたところも、安心しないこと 一度確定させた指使いも、安心しないでください。
さっきの指使い、その部分だけならよかったけど、 次の小節を弾いたら、前後の指の流れがつながらなかった。 |
そういうときは、一度書いた番号を後から訂正することもあります。
ですので、指番号を書き込むときには、後から訂正できるよう、必ず鉛筆で!

無駄な動きをなくすこと
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